前回、リトルカブFIのスターターリレーとパワーリレーを交換したが、期待していた効果は得られなかった。
セルモーターについては過去に二回記事にしているからそちらも参考にしてください。
・スターターリレーを交換した記事

・新品バッテリーに交換した記事

あとできることはセルモーター本体をどうするかだけ。
互換品に交換するか、ブラシ交換かで悩んでいた。
しかし、セルモーター内部の洗浄だけでもパワーアップの効果は期待できるのではないかと思った。
ブラシとコイルが擦れて出る鉄粉により導通が悪くなり、モーター出力が落ちる。
そこをきれいにするだけで導通がよくなりパワーが出るようになるんじゃないか。
ということで今回は、セルモーター内部を分解洗浄して、パワーアップを図ろうと思う。
参考になった動画
「ひろしバイクどっとこむ」さんの、
「セルモーターのオーバーホール:分解手順と清掃方法+組み立て手順」の動画が大変参考になった。
とても丁寧にセルモーター分解洗浄のやり方を教えてくれている。
20分以上の動画だが、セルモーターを分解洗浄する人は、事前に見ておいたほうがいい。
しかしこの動画はあくまでセルモーターを車体から取り外した後の話。
リトルカブFIのセルモーターの取り外し、取り付けは別で勉強する必要がある。
これをしなくて一瞬ヒヤッとしたことがあった。
それはのちほど。
まずはセルモーターを取り外す
リトルカブのセルモーターは、8mmの六角ボルト3つでクランクケースに止められている。

すこし奥まったところにあるので、ラチェットレンチのエクステンションバーを使って取り外そう。
燃料ホースとブリーザーホースがあるので、引っ張らないように注意しながら回す。

上画像で回しているボルトには、アース線が共締めされている。
再度組み付けるときに忘れず共締めしよう。
ちなみにプラスネジが見えていると思うが、それはモーター分解用なので、まだ外さないようにする。
この状態でモーターを分解するとスプリングが何処かへ飛んでいく危険がある。

8mmボルトの長さはすべて同じ。
ボルト場所を覚えておく必要がないから安心だね♪
次にセルモーターに繋がっているケーブルを抜く。

こんな形状のカプラがある。
一箇所の爪を押しながら引き抜けばオッケー。

セルモーターの線を辿っていけば見つかる。
~余談~【注意】まだ取り外しちゃダメだったようだ
「ボルトとケーブルを抜いたからこれで取り外せる!」と思って、セルモーターをグリグリやっていたら外せたんだけど・・・。
本当はまだ外しちゃダメ。

このセルモータとフライホイールはチェーンで繋がっている。

こんな感じ。
グリグリやって外したらチェーンを伸ばしたりする危険がある。
いい子はジェネレーターカバーを外して、チェーンに負担かからないように、おさえながら外そう。
クランクケースを外すには
- フロントスプロケットカバーを外す
- チェンジペダルを外す
- ジェネレーターカバー外す(プラハンマー使用)
こういう工程が必要。
モーターのギアは外したほうが安全だろうけど、Cリングプライヤーを持っていないと外せない。
セルモータの向きを斜めにしながらチェーンを引っ掛ければ大丈夫だと思う。
なぜか僕はフライホイールとセルモータのギアは完全直結だと思いこんでいた。

いやぁ勉強不足だった。
~余談②~セルモーター空転で失敗に気づく
判明したのは組み付けが終わってから。
電源を入れてセルスイッチを押すと、セルモータが完全に空転していた。
ブイイイィィン!
まじで焦った。
クランクプーリーと繋がっていないんだから当然なんだけどね。
以上余談でした。
セルモーター本体の分解
話が横道にそれたが、セルモーターが取り外せた。
セルモーター本体を分解する。
これは3つのプラスネジ。

この個体はそれほど硬くしまっていなかった。

3つのプラスネジも、すべて長さが同じ。
これでもう迷わない。
プラスネジを取り外したら上蓋を外す。

外せた。これはコイルが収められている部分。
おお、ブラシがこすれる部分が黒く染まっている。
これは綺麗にしたら効果が期待できそうだ。

これは上蓋。ブラシが入っている。銅色のものがブラシ。
ブラシを押さえつけるためのスプリングが2個入っているので、なくさないようにしよう。
うわぁ、、、真っ黒。
これだけゴミが溜まっていると導通も悪くなるだろう。
セルモーター内部清掃開始!
ということでパーツクリーナーとキッチンペーパーで清掃開始。
ゆーても鉄粉なので、パーツクリーナーを吹きかければみるみる黒いものは落ちる。

ほーら、きれいになったでしょう。
コイルも綺麗にします。

掃除グッズ置き場にあった研磨剤入りスポンジでこすった。
細かめの紙やすりで削ってもいいかも。
僕はちょっとビビったので、スポンジだけにとどめておいた。
それでも十分綺麗になった。
最後はブラシ、コイルの接点部分に軽く、接点復活剤を塗っておいた。
組付け
清掃が終わったら組み付けていく。
ブラシの固定方法
先ほど紹介したひろしさんのYouTubeで紹介されていた方法がとてもよかった。
クリップを使ってスプリングとブラシを押さえつけて固定してからコイルを入れる方法。

こんなかんじ。

コイルを入れたらクリップを外す。これで組付けはオッケー。
このままケースを被せればいい。ケースを被せる時は磁力に注意。
このやり方をしらなかったら僕は路頭に迷っていた。
「一人じゃ無理やん。二人いるやん。」と思ってただろう。
ありがたい。
ここまで来たらあとは難しいことはない。
プラスネジでセルモータを組み付け。

元通りに戻していく。

フライホイールのチェーンを引っ掛けてから、セルモータの8mm六角ボルトを固定。
ジェネレーターカバーのボルト
クランクケースはボルト穴によってボルト長さが異なる。

上部分のボルトは一番短い。

向かって右側のボルトは中くらいの長さ。

ジェネレーターカバー下部のボルトは一番長いもの。
この三点で止められている。
ちなみにガスケットは交換していない。
ジェネレーターカバー内にはエンジンオイルが侵入しない構造になっている。
ここの気密性はそこまで神経質になる必要はないとおもった。
セルモーターの分解清掃完了!効果は・・・?
セルモーター空転というトラブルがあったが、チェーンを掛けることで無事解決。
分解清掃自体はそれほど難しいことはなかった。
参考になるサイトや動画がたくさんあった。
さて、結果は?
エンジンON
セルスイッチを押す。
ギュルギュル!!
力強く回った。
これなら大丈夫だ。
ほぼ復活といえよう。
それでもたまーーーーにセルモーターが引っかかるときがあるので、コイル部分の清掃をさらにやってみてもいいかも。
でも日常使いで全然不便がないレベルまでセルモータが復活した。
本当に良かった。


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